歯の神経を抜くってどんな治療?根管治療について②

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根管治療の流れは、診断→麻酔→細菌感染を起こした神経を除去しきれいにする→薬剤で殺菌

→消毒薬を詰めて仮封→根管を充填→土台と被せ物をして終わります。

 

※1.診断については、歯の神経を抜くってどんな治療?根管治療について①をご覧ください。

 

2.麻酔

痛みを抑えるために局所麻酔をして治療を行います。

治療中は局所麻酔が効いていますので、基本的に痛みを感じることはありません。

また、麻酔を行う前に、麻酔の針を刺す痛みを軽減するため、針を刺す部位に対して“表面麻酔”を施してから麻酔を行います。

表面麻酔は、ジェル状の薬剤を歯ぐきに塗るだけなので、痛みを感じることはありません。

また、麻酔時の痛みは麻酔液の温度や注入速度、注射針の太さによっても変わりますので、当院では麻酔液を体温まで温め、

極細注射針(33G)を使用し、電動注射器で注入速度を一定にし、痛みの少ない麻酔処置を行っております。

 

3.細菌感染を起こした神経を除去し、きれいにする

「ファイル」と呼ばれる針状の器具を使用し、細菌感染を起こした神経をかき出して除去し、歯の中で繁殖した細菌を減らしていきます。

根管の入り口は小さくて見えにくいうえ根管は細く、湾曲していたり、木の枝分かれのように複雑な形をしているため、

根管治療は歯科治療の中でも非常に難しいものとされています。歯を傷めないよう細心の注意をはらって行います。

 

4.薬剤で殺菌

根管内を薬剤できれいに洗浄します。そして、菌が残っていると炎症を起こしてしまう可能性があるため、念入りに殺菌を行います。

 

5.根管を充填する

十分に殺菌ができた段階で充填剤を入れて密封します。

殺菌ができた根管内の状態を維持し、再び感染しないようにします。

 

6.土台と被せ物

最後に、コアと呼ばれる被せ物を支える土台を立て、被せ物をします。

被せ物の隙間から細菌が侵入すると再感染を起こしてしまうため、被せ物の精密な処置が重要になります。

 

神経を抜くと歯の喪失リスクが臼歯部では7.4倍になるというデータもあります。

できるだけ神経を残せるよう、歯に違和感を感じている人、痛みがある人はなるべく早く歯科医院へ行くようにしましょう。

 

執筆者:院長 森川貴史

 

医療法人凌和会

すが歯科・矯正歯科 門真守口院 大人こどもクリニック

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