根管治療後の被せ物は銀歯?セラミック?当院ではセラミックを推奨しています

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根管治療後の被せ物にはいくつか種類がありますが、

保険適応である銀歯を入れている人は多いのではないでしょうか。

銀歯は治療費を安く済ませることが可能であり、

また、銀歯自体の強度は非常に高く、割れる事がほとんどない材質です。

しかし、将来的に銀歯は様々なトラブルを引き起こす可能性があるため、

当院では根管治療後の被せ物・コアの材質は「セラミック」、「ファイバーコア」を推奨しています。

 

〇被せ物にセラミックを推奨する理由

・銀歯やCAD/CAM冠のデメリット

銀歯は錆びや変形により再び虫歯になりやすいです。

銀歯には銀が約50%含まれているので、長年使用していると錆びてしまいます。

歯磨きがしにくい歯と歯の間が特に錆びやすいです。銀歯が錆びたり、

銀歯と歯をくっつけるための接着剤が経年劣化で溶けだしたりすることで、

銀歯と歯の間には隙間ができてしまいます。

また、人は1日に1600回咬み、1回の力は50~60kgもあるので、

銀歯は硬いですが知らず知らずのうちに変形を起こしてしまいます。

長い期間使用することで徐々にたわんでいき、銀歯と歯の間に隙間ができてしまいます。

銀歯の変形や錆びなどで隙間が生まれると、

そこには細菌が侵入してしまうために1度治療した歯がまた虫歯になってしまいます。

これを2次カリエスと呼びます。

銀歯の下にできた虫歯は見た目にもわかりにくく気づきにくいため、

気がついた時にはかなり進行して重症化していた!ということも少なくありません。

 

銀歯の金属が錆びて溶け出すことで歯茎が黒くなるメタルタトゥーの心配や、

金属アレルギーの原因(銀歯に含まれるさまざまな金属によるもの)となる可能性もあります。

 

CAD/CAM冠は色が白く、金属を使用しないため、

金属アレルギーのリスクはありませんが、

プラスチック成分が吸水を起こすため、変色・変性が生じます。

また、強度が弱く欠けることがあります。

 

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・銀歯と比較した場合のセラミックの特徴

一方、セラミックには銀歯と比較すると、以下のような特徴があります。

・咬む力によるたわみや熱による膨張・収縮がほとんどないため、接着剤にゆがみが生じにくい

・接着剤も保険外の物を使用するため、強度と接着性が非常に高く、接着剤自体が壊れにくい

・金属アレルギーを引き起こすことがない

・自然な見た目で劣化が少ない

 

銀歯は、時間の経過とともに劣化し、

変形や錆びなどが発生し必ず隙間ができる素材であるのに対して、

セラミックはそのような素材の経年劣化による隙間が起きないため、

将来的に再治療のリスクが大幅に抑えられ、

歯の寿命も銀歯と比較すると長くなるのです。

 

・治療後の被せ物の適合精度の重要性

どんなに精度の高い根管治療ができたとしても、最終的な被せ物が、

しっかりとしていないと再発のリスクが出てきてしまいます。

歯と被せ物とのつなぎ目がピッタリ合っているかどうかを適合性と言います。

歯と被せ物のつなぎ目に隙間があるとその間から虫歯菌が侵入してしまう可能性があります。

根管治療後の被せ物の精度が低いと成功率が下がってしまうのです。

 

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〇ファイバーコアを推奨する理由

コアとは、歯根(歯の根っこ)の強度を上げるため、歯根を削り、

土台としてしん棒を入れるものです。しん棒の素材は金属がほとんどでしたが、

ファイバーコアは、最新技術のグラスファイバーを用いたもので、

耐久性が優れていることが特徴です。

 

ファイバーコアの利点

・ファイバーコアは色が白いため、被せ物をしたときに透明感が出てきれい

・歯茎や歯の根っこが黒ずむことがない

・ファイバーコアは金属を使用していないため、金属アレルギーの心配がない

・金属を使用した土台では、強度が高すぎることで

歯の根っこが折れてしまう場合がありますが、

ファイバーコアの硬さは歯の根っこに近いことに加え、

しなる性質があるため根っこが折れる可能性が大幅に下がります。

 

このように、選択する被せ物やコアの材質は、

長期的な視点からとても重要な要素です。

そのため、当院では患者様の将来的な健康を考慮すると様々なメリットがある

「セラミック」、「ファイバーコア」を推奨しております。

 

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〇当院の精密根管治療

当院では、制限のない処置で根管治療の成功率を高めるため、自由診療で治療を行っています。

 

当院では、最新のマイクロスコープを導入しております。

今まで肉眼で行っていた治療では、

細部まで見えないために担当医の経験や勘に治療の成功率が

大きく左右されていましたが、肉眼の20倍まで視野を拡大して処置を行うため、

根管内の微細な病変も見逃すことが少なくなり、治療の成功率の上昇が見込めます。

 

また、患部の状態を正確に把握するための重要な設備である歯科用CTを導入し、

必要に応じてレントゲンと使い分け、より精密な根管治療が可能です。

 

根管内の殺菌を効率的に進める歯科用レーザーや、

根管治療の処置中に唾液や菌による汚染を防ぐためのラバーダム(日本の歯科医院での使用率は5%程度)、

その他ニッケルチタン製のファイルやMTAセメントを使用しております。

 

ずっと痛みや腫れが引かない、根管治療を何度も繰り返しているが治らない、

抜歯を宣告されてしまったが歯を抜きたくない、

といったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

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医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科

★住所:〒571-0046 大阪府門真市本町7−18
★TEL:06-6900-4182
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