歯肉退縮と全身疾患——糖尿病・骨粗鬆症・ホルモン変化が歯茎に与える影響

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はじめに

歯肉退縮の原因として、ブラッシング圧の過剰や歯周病が注目されることが多いですが、実際の臨床では全身の健康状態が大きく関わっているケースも少なくありません。特に糖尿病・骨粗鬆症・ホルモン変化は、歯茎を支える組織に直接影響を与えます。

この記事では、それぞれの疾患・状態が歯肉退縮とどのように関わるかを解説し、移植手術を含む治療成功率への影響にも触れます。

糖尿病——創傷治癒が遅れ、退縮が進みやすい

糖尿病の患者様では、高血糖状態が血管の微小循環を障害し、歯周組織への酸素・栄養供給が低下します。これにより歯肉の炎症が慢性化しやすく、歯周病の進行とともに退縮が起こりやすい環境が生まれます。

また、手術を要する歯肉退縮治療(移植手術など)において、糖尿病のコントロールが不良な場合は創傷の治癒遅延や感染リスクが高まります。HbA1c(血糖コントロールの指標)が7.0%以下にコントロールされていることが、外科処置を行う際の目安のひとつとされています。

骨粗鬆症——歯槽骨の減少が退縮を加速させる

骨粗鬆症は全身の骨密度が低下する疾患ですが、顎の骨(歯槽骨)にも影響します。特に閉経後の女性では、エストロゲン低下→骨代謝の乱れ→歯槽骨密度の低下というルートで、歯周病がなくても退縮が進むケースがあります。

さらに、骨粗鬆症治療に使われるビスホスホネート系薬剤は、長期服用により顎骨壊死(MRONJ)のリスクがあるため、外科的処置の前には必ず主治医への確認が必要です。

ホルモン変化——妊娠・更年期と歯茎の関係

女性の生涯を通じて、妊娠期・更年期・閉経後の3つのタイミングで歯肉への影響が顕著になります。

妊娠中はプロゲステロンの増加により歯肉の血管透過性が高まり、「妊娠性歯肉炎」と呼ばれる炎症状態になりやすくなります。この状態でブラッシングが不十分だと、退縮の引き金になることがあります。

更年期以降は先述のエストロゲン低下に加え、唾液分泌量の減少も起こります。口腔内の自浄作用が低下すると細菌叢のバランスが崩れ、歯周病→退縮への経路が活発になります。

全身管理と歯科治療の連携が重要な理由

歯肉退縮の治療効果を長く維持するためには、全身の疾患コントロールが不可欠です。どれだけ精密な移植手術を行っても、血糖が乱れていれば治癒が遅延し、ホルモンバランスが崩れていれば再退縮のリスクが残ります。

当院では必要に応じて主治医との情報共有を行い、全身状態が安定した状態での治療タイミングを検討します。

まとめ

歯肉退縮は口の中だけの問題ではなく、全身の健康と深くつながっています。持病がある方は、歯科受診の際に服薬情報や最新の検査値(HbA1cなど)をお伝えいただくことで、より安全で効果的な治療計画が立てられます。 

 


 

当医院では治療技術はもちろん、患者さまの心と向き合い診療していくことが大事と考えています。

それは
理事長 菅 良宜の
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい
という想いからです。

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執筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長 菅 良宜
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい

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