2025/05/21
テレビで解説インタビューの取材を受けました
「せっかく治療したのに、また同じところがむし歯になった…」
そんな経験はありませんか?
実はその原因のひとつが「銀歯(保険診療のパラジウム合金)」なのです。
銀歯の主成分は約50%が銀。銀は時間とともに酸化し、錆びます。
この錆びによって接着剤が溶け出し、詰め物と歯の間に「すき間」が生じます。
その小さなすき間から細菌が侵入し、知らないうちにむし歯が再発してしまうのです。
金属である銀歯は咬合力により少しずつ変形していきます。
人は1日約1600回、1回あたり50~60kgの咬む力をかけています。
その負荷が何年も積み重なると、見えない変形が起こり、再びすき間が生まれるのです。
銀歯の寿命は、詰め物で5~6年、かぶせ物で10年程度といわれています。
10年以上経過している銀歯は、内部でむし歯が再発しているリスクが極めて高いといえます。
神経を取った歯は、痛みを感じないためむし歯が進行していても気づきません。
銀歯の中が真っ黒に腐っていた、というケースも多く見られます。
歯の治療は無限にできるわけではなく、平均5回が限度とされています。
むし歯の再発を繰り返すと、
「小さな詰め物 → 大きな詰め物 → かぶせ物 → 神経を取る → 根が膿む → 抜歯」
と進行し、最後には歯を失ってしまいます。
パラジウム合金(銀歯)は、日本の保険診療ではよく使われていますが、
ヨーロッパでは妊婦や小児への使用が法律で禁止されている国もあります。
金属アレルギーや認知症との関連も指摘されており、体に悪影響を与える可能性も否定できません。
・毎日の丁寧な歯みがき
・歯間ブラシやフロスの活用
・バランスのよい食生活
・歯科医院での定期的なメンテナンス
・再発しにくい素材(セラミック)を選ぶこと
セラミックは陶磁器素材で、錆びたり変形したりすることがありません。
そのため、すき間ができにくく、むし歯の再発リスクが大幅に下がります。
銀歯は表面に細かな傷がつきやすく、そこに細菌がたまりやすくなります。
一方、セラミックはツルツルしており、プラークの付着も少なく衛生的です。
セラミックは金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクがありません。
ドイツやスウェーデンでは、銀歯に含まれるパラジウムの使用が禁止されているほどです。
天然歯に近い色調と光沢を持ち、見た目も非常に美しいため、審美面でも高く評価されています。
「保険の銀歯は安いから…」と安易に選ぶことが、
将来の大きな出費や抜歯リスクに繋がるかもしれません。
大切なのは「問題が起きる前に点検する」こと。
治療から5年以上経過している銀歯がある方は、ぜひ一度、歯科医院でチェックを受けてみてください。再治療の必要があれば、より適した素材や方法で再発リスクを抑えることができます。
あなたの大切な歯を守るために、定期検診と適切な処置をおすすめします。
門真市・守口市で根管治療・インプラント治療・矯正治療・歯茎移植(歯肉移植)に強い歯医者、すが歯科矯正歯科大人こどもクリニック門真守口院では
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執筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長 菅 良宜
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい
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