2020/03/17
痛みがある時のお食事
インプラント治療を検討されている患者さんから、「ねじのような大きな金属をあごに埋め込むのは怖い」という声をよく耳にします。
しかし実際のインプラントねじ(フィクスチャー)は、見た目ほど大きくはありません。むしろ“自然な歯の根っこ”のサイズに近く、精密に設計された医療用の小さなチタン製スクリューです。
一般的な成人向けインプラントの直径は 3.0〜4.5mm前後、長さは 8〜13mm程度 が中心です。
これを身近なもので例えると、ボールペンの芯ほどの太さ、爪の長さ程度の長さしかありません。
つまり、患者さんがイメージするような「大きなボルト」ではなく、むしろ非常にコンパクトで精密な構造なのです。
さらに、骨の厚みや歯の位置に合わせて、より細いタイプ(ミニインプラント)や短いタイプ(ショートインプラント)も選択できます。
インプラント治療で最も大切なのは、サイズそのものよりも骨との適合性と埋入角度の精度です。
CT撮影や3Dシミュレーションを活用して、骨の厚みや神経・血管の位置を正確に把握した上で、最適な長さと太さのインプラントを選択します。
当院では、術前にデジタルガイドを用いて埋入位置をミクロン単位で設計するため、「必要最小限のサイズで最大限の安定性」を得られるよう計画しています。
結果として、骨への負担も少なく、術後の腫れや痛みも最小限に抑えられます。
インプラントねじは純チタンまたはチタン合金でできています。
チタンは体に非常に馴染みやすい金属で、骨と直接結合する「オッセオインテグレーション」という性質を持ちます。
このため、見た目は金属のねじでも、時間の経過とともに骨と一体化して安定します。
実際の手術では、骨の中に静かに収まるだけで、外からはほとんど見えません。
「ねじ」と聞くと、金属の塊をぐるぐる埋め込むようなイメージを持たれがちですが、実際には極めて繊細な医療用デバイスです。
インプラント治療は、工学・医学・デジタル技術の融合によって支えられており、ねじの形状も骨との摩擦や血流を考慮して最適化されています。
患者さんにとっては、小さくても確実に骨と結合し、長期的に安定することが何より大切です。
そのため、単純に「大きければ強い」というわけではなく、小さくても正しい位置・角度で埋入されていることが成功のカギになります。
【まとめ】
・インプラントねじの太さは3〜4mm、長さは10mm前後と小さい
・骨や歯の位置に合わせて個別にサイズを選択
・大切なのは「サイズ」よりも「適合性と精度」
・チタンは生体親和性が高く、骨としっかり結合する
インプラントは“大きなねじ”を埋める治療ではなく“自然な歯の根を再現する医療技術”です。
安心して治療を受けていただけるよう、当院では術前説明時に実際のインプラント模型をお見せしながら、不安を解消するよう努めています。
当医院の理事長 菅 良宜は世界販売本数1位であるインプラントメーカー(Osstem社)のインプラント技術指導講師、日本口腔インプラント学会専門医、アメリカインプラント学会専門医の資格を有しています。
サージカルガイドを用いたデジタルインプラントにより、より安全により確実に世界レベルのインプラント治療を患者さまに提供できます。
当医院では治療技術はもちろん、患者さまの心と向き合い診療していくことが大事と考えています。
それは理事長 菅 良宜の治療理念である
「人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい」
という想いからです。
大阪でインプラントでお困りなら
電車で京橋からなら8分、守口市駅からなら1分の
京阪西三荘駅徒歩2分に位置しています。
カウンセリングは無料になります。お気軽にご相談ください。
門真市・守口市で根管治療・インプラント治療・矯正治療・歯茎移植(歯肉移植)に強い歯医者、すが歯科矯正歯科大人こどもクリニック門真守口院では
24時間Web予約を受け付けております。
気になる点がある方は、ぜひ一度以下からご予約お待ちしております!
https://apo-toolboxes.stransa.co.jp/user/web/675/reservations
日本・アメリカ両国の専門医 理事長 菅 良宜によるインプラント治療
詳しい内容の専門サイトはこちら
https://www.suga-dent.com/implant/
症例ブログはこちら
https://www.suga-dent.com/case/implant/
執筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長 菅 良宜
治療理念
人生を変える歯科治療を通じて患者様の人生を良くしたい
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