人の顎に、今まで存在が確認されていなかった新たな筋肉の層が見つかりました

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スイスにあるバーゼル大学の研究チームによって、

人間の顎に、今まで発見されていなかった新たな筋肉の層が発見されました。

(解剖学の学術誌【アナルズ・オブ・トミー】2022.12掲載 )

 

解剖学の教科書では、咬筋(下顎の外側にある筋肉で、歯をくいしばった時に膨らむ部分。咀嚼する際に使う筋肉の1つ)は

表面にある浅部と奥にある深部の2層に分けられていますが、

今回の研究では、さらに奥側にこれまで発見されることのなかった「第3の層」を発見したことが報告されました。

 

これまでにも、3層構造になっているのではないか、という議論は一部でありましたが、

信ぴょう性に欠けるものであったり、表層を2つに分けて捉えなおす内容のものであったり、

正確にその構造について説明しているものはなく、第3の層について正確な位置や存在を正確に示したのは今回の研究が初めてです。

 

今回発見された3つ目の層は、下顎の「筋突起」とつながっていることから、

研究チームは「Musculus masseter pars coronidea (咬筋の筋突起部)」と名付けることを提案しています。

下顎を後ろ側へ動かすことができる唯一の筋肉で、口を閉じた時に、顎をより安定させる役割がある、ということです。

 

古くから人間の身体の構造は研究されてきており、解剖学の研究では隅々まで調べつくされていると一般的には考えられていますが、

今回の新たな発見によって、下顎に関する様々な処置や治療に役立つ可能性が期待されています。

 

執筆者:院長 森川貴史

 

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