2025/12/08
子どもの歯医者デビューはいつから?後悔しないための通院開始ガイド
九州大学と東京女子医科大学の研究チームは、
小児歯科治療で用いる局所麻酔薬の最大使用量を簡単に算出できる新ルールを発表しました。
これまで日本歯科麻酔学会では、MRD(最大推奨容量)を基準としていましたが、
計算が複雑で現場では使いづらいという課題がありました。
そこで研究グループが開発したのが「HC/6ルール」です。
新しいルールでは、
体重が6kg増えるごとに麻酔カートリッジを半本追加
という、非常にシンプルな計算で済みます。
麻酔薬の種類に関係なく使用できるため、
現場での判断がよりスムーズになり、小児歯科領域の安全性向上が期待されています。
引用:日本歯科麻酔学会雑誌「小児歯科治療における局所麻酔薬の最大推奨量への新提案 HC/6ルール」
小児歯科で局所麻酔が必要になるのは、多くが「かなり進行したむし歯」です。
浅いむし歯であれば、麻酔を使わずに治療できることもあります。
歯科で使う麻酔薬は安全性が高く、通常の治療範囲で問題が起きることはほとんどありません。
ただし、ごく稀に「麻酔薬の過剰投与」による中毒症状が副作用として報告されることがあります。
麻酔が必要な状況になる前に、むし歯を早期に見つけて治療することが最も重要です。
・定期的な検診
・フッ素塗布
・正しい仕上げ磨き
・お口の状態チェック
これらを継続することで、麻酔が必要な治療を避けられる可能性が大きく高まります。
当院では、親子で安心して通える環境づくりを大切にしています。
・広くて明るいキッズルーム
・診療室の天井テレビでリラックス
・治療を頑張ったお子さまへのガチャガチャごほうび
「歯医者はこわい」というお子さまでも通いやすいよう、工夫を重ねています。
むし歯の進行を止めるには、早期の受診がとても大切です。
気になる症状や、仕上げ磨き・検診のタイミングなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。
執筆者:院長 森川貴史
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
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