2025/12/08
子どもの歯医者デビューはいつから?後悔しないための通院開始ガイド
最近、「お口が乾く」「飲み込みにくい」「味がしない」といった ドライマウス(口腔乾燥症) を訴える方が増えています。
コロナ禍以降の生活習慣の変化や、高齢化による筋力低下が大きく関係しています。
今回は、
◆お口が乾燥する原因
◆唾液が減ると起こるトラブル
◆おいしく食べるために必要な唾液のはたらき
◆今日からできる乾燥対策
についてわかりやすくまとめました。
コロナ禍の長期化により、「息苦しさから口で呼吸する習慣」がついてしまった方が多くいます。
口呼吸は、空気が直接お口の中に入り込むため、口腔内が乾きやすく唾液量が減少します。
高齢になると、お口周りの筋肉(口輪筋・舌筋)が弱るため、
「気づけばお口が開いている」状態になりやすく、これも乾燥を悪化させます。
唾液には、実は 30種類以上のはたらき があり、健康に欠かせない重要な役割を持っています。
自浄作用(汚れを洗い流す)
抗菌作用(細菌の増殖を抑える)
再石灰化作用(むし歯を防ぐ)
緩衝作用(酸の中和)
粘膜保護
消化のサポート
飲み込みを助ける
これらが低下すると――
口臭が発生しやすくなる
むし歯・歯周病リスクが上昇
口内炎ができやすくなる
舌がヒリヒリし、味が変わる(味覚障害)
飲み込みづらくなる(嚥下機能の低下)
特に高齢者は、誤嚥性肺炎のリスクも高まるため注意が必要です。
唾液は、おいしく食事をするうえで非常に重要な役割を持ちます。
唾液が不足すると、食べ物をまとめられず、むせやすくなります。
唾液に含まれる酵素がデンプンを分解し、胃腸の負担を減らしてくれます。
味を感じる「味蕾」のはたらきは、
食べ物の成分が唾液に溶けてはじめて味として認識されます。
唾液が減ると、
味が薄く感じる
食べ物が美味しくない
何を食べても同じ味
という“味覚低下”が起こりやすくなります。
噛む刺激は「唾液腺」を活性化します。
れんこん
ごぼう
きのこ
するめ
ナッツ類
ガム
など噛み応えのある食材がおすすめです。
口呼吸は乾燥を進行させる最大原因です。
姿勢を整える
就寝時は加湿器を使う
意識して閉口を保つ
など習慣づけが大切です。
唾液腺は3つあります。
耳下腺:耳の付け根
顎下腺:あごのラインの内側
舌下腺:あごの先の柔らかい部分
やさしく指で押して円を描くようにマッサージすると、唾液分泌が促されます。
口唇閉鎖不全の改善、鼻呼吸への切り替えに効果的。
「あー」
「いー」
「うー」
「べー」(舌をしっかり出す)
ゆっくり大きく動かし、1日30回を目安に継続しましょう。
お口の乾燥は、むし歯・歯周病・口臭だけでなく、
味覚低下や食べにくさにも直結する重要な健康問題です。
「最近お口が乾く」「食べ物が飲み込みにくい」
そんな症状がある場合は、今回の対策をぜひ取り入れてみてください。
乾燥が続くようであれば、早めに歯科医院へご相談ください。
医療法人凌和会 すが歯科・矯正歯科
★住所:〒571-0046 大阪府門真市本町7−18
★TEL:06-6900-4182
★公式ホームページ:https://www.suga-dent.com/
★グーグルマップ:https://goo.gl/maps/YSRhAJzsHfn
Post views: 1,239 views